なるほどハリウッド

2008年5月26日
 なんかあんまりシャドームーア的デッキがなくて残念。既存のデッキをどう改良するかという次元ですらなく、メタをどう読むかで決まってしまった感がありますね。
 たいてい日本選手権だのファイナルズだのPTQだのってのはコピーデッキにあふれており見るべきものはあまりない。むしろそういった大会よりも小規模な草の根大会の方がオリジナリティの高いデッキに出会えたりするものだ。それに対し構築センスのあるプロプレイヤーが時間と労力をかけて作り上げた新作のお披露目的な意味を持ってるのがPTだと思ってるし、過去もだいたいその例にもれなかった。
 そしてそのPTやGP以後その強力なデッキ(最近の例でいうとマネキンとかね。日本人の中にはああいったデッキを思いつくまではあっても完成させるにいたるセンスのある人間はいなかったのではないだろうか)をコピーする人間があふれ、そういう点でメタが固まってくる傾向がある。
 まあ今回はそういう点で何の影響も与えなかったに等しいPTということで残念な感はある。それはそれでひとつの結果なのだから問題があるわけではないのだけれど。

 つまり結局のところこれまでと構築シーンに対する考察はなんら変わることがなく、これ以後始まる予選シーズンもこれまで通りの研究方法で問題ないということ。これは自分自身にとっては残念なことなのである。なぜならPTで新機軸のデッキが登場すると信じ、あえてスタンの調整を放棄していた人間にとっては出遅れたことを意味するからである。往々にしてPT前に調整を重ねたデッキもPTで登場する新規強力デッキが流行ることを想定すると調整が無意味に近い状態に陥ることがある。時間のない社会人として時間の無駄使いは極力避けたいわけで、そういう点からスタンの調整は放棄していたわけだ。が、今回の場合は結局今まで練習に時間を費やしていた人間がそのままアドバンテージを握る状態になったと思われるのでちょっと辛いかなという感じ。

 まあ今回のPTでいうとヒバリがいないという読みをした人が正解だったわけですがTOP8には残っているわけでデッキの強力さが失われたわけではないことを如実に示している。またフェアリーは食われる格好になったけれどデッキのポテンシャルは高いまま。メタられたら負ける、メタられなければ強いといういわば当たり前の結論に至っている。
 今後の予選も自分のデッキを構築することも大切だがこのメタ読みがなによりも大切なのではなかろうか

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