PTLA?

2005年10月27日
 およそ1週間の旅から帰ってきました。人生初のPTは43位という事でなんとかマネーフィニッシュ。できれば32位以内に入ってホノルルの権利欲しかったし、もっといえばBEST8にだって入りたかった。だから満足はしてませんが、自分のPT直前の状況を鑑みて納得はしました。

 いろいろ思い出せるうちにレポートでも書こうかと思います。まずはデッキ選択に至るまで。
 メタの読みは、黒緑系のRock(マルカ)或いは日本で京都と呼ばれる派生タイプ、さらに白タッチや赤タッチなど(実際は4色もよくみました)が1番多いと思ってました。次いでゴブリン。その次がサイカ、でほぼ同じくらいの親和かなあと。後はチャントが続くくらい。このメタの読みは大きくはずれていなかったので最終的にまずまずの結果をもたらしてくれたのかなと思います。
 で、そのマルカ系にわりと強かったのがトロンなのでこれを中心に調整していました。しかし青系の《狡猾な願い/Cunning Wish(JUD)》経由の《疑念の影/Shadow of Doubt(RAV)》で《すべてを護るもの、母聖樹/Boseiju, Who Shelters All(CHK)》も意味をなさず、また前日の会場でバランスがある程度いそうだという事をバイヤーの様子から感じ取ったので(サックランドが大量に並べられて売られていた。実際は当たりませんでしたが)、最終的にトロンは諦めました。
 それで選択したのが同行のりいしゃ師が調整していた赤黒緑のビディングゴブリンでした。もともとの赤黒タイプはセプターが1ターン目に《オアリムの詠唱/Orim’s Chant(PS)》を刻印するとほぼ投了なデッキであり、また早いターンの《火と氷の剣/Sword of Fire and Ice(DST)》などもけっこうやばく、《崇拝/Worship(9ED)》ロックや《仕組まれた疫病/Engineered Plague(UL)》など天敵も多数存在するデッキでした。それこそ調整でよくりいしゃ師をいじめてました。そこでりりしゃ師が目をつけたのが緑タッチの《帰化/Naturalize(ONS)》。3色という事でマナバランスは難しいかと思われましたが《草むした墓/Overgrown Tomb(RAV)》の登場でずいぶんマナの確保は楽にできるようになりました。フェッチの枚数など土地のバランスの調整に時間を費やしていたように思います。この段階でデッキに《真髄の針/Pithing Needle(SOK)》が入っていたのですが、これが今ひとつ弱いことに気づき《破滅的な行為/Pernicious Deed(AP)》を入れてみることにしました。結果的にはこのアイデアが実を結び、《仕組まれた疫病/Engineered Plague(UL)》×2というロックから抜け出したり、親和と1:7交換したり大活躍を見せるのでした。
 パーマネントで場をコントロールするデッキにはかなり強いデッキだと思います。が、今注目のサイカトグには有効牌が少ないため今後しばらくは日の目を見ないデッキだとは思いますが。
 詳しい対戦のレポートなどはまた次に。

goblin-deed
4 《スカークの探鉱者/Skirk Prospector(ONS)》
2 《ゴブリンのそり乗り/Goblin Sledder(ONS)》
4 《ゴブリンの群衆追い/Goblin Piledriver(ONS)》
2 《宝石の手の焼却者/Gempalm Incinerator(LGN)》
1 《火花鍛冶/Sparksmith(ONS)》
4 《ゴブリンの戦長/Goblin Warchief(SCG)》
4 《ゴブリンの女看守/Goblin Matron(UZ)》
1 《ゴブリンの王/Goblin King(9ED)》
1 《ゴブリンの名手/Goblin Sharpshooter(ONS)》
4 《ゴブリンの首謀者/Goblin Ringleader(AP)》
1 《包囲攻撃の司令官/Siege-Gang Commander(SCG)》

3 《破滅的な行為/Pernicious Deed(AP)》
2 《帰化/Naturalize(ONS)》
2 《燃え立つ願い/Burning Wish(JUD)》
2 《総帥の召集/Patriarch’s Bidding(ONS)》

4 《草むした墓/Overgrown Tomb(RAV)》
4 《血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire(ONS)》
2 《樹木茂る山麓/Wooded Foothills(ONS)》
3 《硫黄泉/Sulfurous Springs(9ED)》
1 《カープルーザンの森/Karplusan Forest(9ED)》
1 《シャドーブラッドの尾根/Shadowblood Ridge(OD)》
8 《山/Mountain(RAV)》

SIDEBOARD
3 《秘宝の突然変異/Artifact Mutation(IN)》
1 《帰化/Naturalize(ONS)》
4 《陰謀団式療法/Cabal Therapy(JUD)》
2 《頭蓋の摘出/Cranial Extraction(CHK)》
1 《外殻貫通/Hull Breach(PS)》
1 《撲滅/Eradicate(BOK)》
1 《紅蓮地獄/Pyroclasm(9ED)》
1 《闇への流刑/Exile into Darkness(SOK)》
1 《総帥の召集/Patriarch’s Bidding(ONS)》

 ゴブリンキングは弱かった。疫病対策になるかという希望と、同系へのフィニッシュになるかという期待もあったが全くダメ。前者は既に他のカードで代替が効いているし、後者に至ってはオーバーキル。このスロットは火花鍛冶なり焼却者なり名手なりにあてるべきスロットでした。完全に調整不足。
 ランドに関してはいいバランスなのではないかと思うが、もう1枚山か沼或いはフェッチがあってもいいのかもしれない。
 サイドの闇への流刑はなかなかやります。首謀者で意外とハンドが増えるのでサイカや雑種犬を殺せたり、にっくき銀騎士or苦行者+崇拝ロックを抜け出せます。
 紅蓮地獄はおそらく《蔓延/Infest(ONS)》の方がよいと思われます。3ターン目に打つスペルではないので黒黒はそれほど困らずに供給することが可能です。
 外殻貫通はまあ普通に万能。
 撲滅は元々同系対策。ゴブリンの戦長とか首謀者用でしたが《起源/Genesis(JUD)》とか《銀騎士/Silver Knight(SCG)》出してくる人もいるのでまあ役に立ちます。

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